プロジェクトについて
プロジェクト
使命とゴール
コミュニティとして、Webマッピングアプリケーションと地理空間Webサービスの開発および展開のため、先導的で国際的なWebベースのプラットフォームを作ります。プラットフォームのゴールは下記のとおりです。
- サービス志向のアーキテクチャ構造パターンを使うこと
- 速度が速く、拡張可能でプラットフォームに依存しないものであること
- オープンソースコンポーネントを使うこと
- 一通りの空間解析機能を提供すること
- 視覚的にすばらしい地図を作り出すこと
- ブラウザやプラットフォームに依存しないビューアを含むこと
- 高度なマップのインタラクティブ性を実現すること
- ベクター、ラスター双方のビューア(クライアント側)で動作する単一のAPIを提供すること
- オープンスタンダードに合致させること
歴史的な背景
MapGuideはAlbertaのCalgaryにあるArgus Technologies社によって1995年に発表紹介されました。Autodesk社が1996年の秋にArgus Technologiesを買収し、数ヶ月後にすると、2・3ヶ月のうちにAutodesk社ブランドAutodesk MapGuide 2.0として発表紹介されました。このソフトウェアは数々のリリースを経て、今日のAutodesk MapGuide6.5となりました。Autodesk MapGuide 6.5とそれ以前のリリースは容易なサイト展開、短期間でのアプリケーション開発、優れたデータ接続性、高いスケーラビリティ、そして全体的なパフォーマンスの良さで知られています。
その成功とは裏腹に、MapGuide 6.5の構造には固有の制限がいくつかあります。今日まで、ほとんどのMapGuideアプリケーションはアプリケーションのロジックのほとんどがクライアントサイドのプラグインによって提供されるAPIを使ったJavaScriptとともに使われる、クライアントサイドのプラグインやActiveXコントロール、JavaAppletなどに依存しているのです。全ての空間分析はクライアント側の空間データではなく、表示されたグラフィック上で実行されます。そして決定的なことに、このサーバプラットフォームはWindowsだけに限られています。
2004年の春、開発者の中の熱心なチームが現在のMapGuide OpenSourceとなるものを作り始めました。我々のゴールはシンプルであり、上記のゴールを満たしつつ、MapGuide6.5の良さを全て残すことでした。その成果がMapGuide Open Sourceだったのです。Autodesk社はMapGuide Open SourceをLGPLライセンスの下、2005年の11月にリリースし、2006年3月にOSGeo財団(Open Source Geospatian Foundation)にコードを提供しました。
ライセンス
MapGuide Open Source はLGPL(GNU Lesser General Public License)の下で提供されています。ライセンスFAQで、ライセンスについてのより詳しい説明と、アプリケーションのライセンスに対する私たちのポリシーが確認できます。
ガバナンス
MapGuide Open Sourceは、OSGeo財団の一部であり、この財団のガバナンス構造に従います。
組織と役割
プロジェクト運営委員会
プロジェクト運営委員会(PSC)は、MapGuide Open Sourceプロジェクトの全般的管理を担当します。この委員会はリリースがいつ行われるか、どんな機能拡張と不具合が特定のリリースにあるか、誰がプロジェクト開発者であるかを決定します。 同時にこの委員会は、OSGeo財団の役員会に定期的な状況報告を行う責任があります。
プロジェクト開発者
プロジェクト開発者はソースツリーの主幹部分に対してフルアクセス可能な権限を持ちます。
プロジェクト開発者は開発用ブランチのソースのベースを直接変更でき、そこから毎晩ビルドが行われます。
プロジェクト開発者はプロジェクトコントリビューターによって提出されたコードをレビューし、承認をします。
プロジェクトコントリビューター
プロジェクトコントリビューターはProject Trackerツールを通して、パッチやコード、ドキュメントを提供する開発者です。プロジェクトコントリビューターにはSubversionのチェックインアクセスができません。開発者の提供物の統合は
プロジェクトオーナーとプロジェクト開発者の判断に委ねられます。
ユーザー
ユーザーはプロジェクトが存在する理由そのものです。MapGuide Open Sourceプラットフォーム上でアプリケーションを使ったり、開発したりする個人を指します。
製品
製品概要
MapGuide Open SourceはWebマッピングアプリケーションを迅速に開発・展開することができるWebベースのプラットフォームです。
特徴
MapGuideはフィーチャーの選択やプロパティ検査、マップチップに対するサポートと、バッファや範囲選択、測定などの操作を含むインタラクティブなビューアを特徴としています。
MapGuideはコンテンツ管理のためのXMLデータベースを含みます。また、一般的な地理空間ファイルフォーマット形式やデーターベース、標準規格をサポートしています。MapGuideはLinuxまたはWindows上で展開することができ、ApacheやIISなどのWebサーバーをサポートしています。PHPや.NET、JavaそしてJavaScriptのアプリケーション開発用のAPIを提供しています。
特徴 のページにMapGuide Open Sourceの機能がリストアップされており、新機能が追加される度に定期的に更新されます。
リンク
MapGuide Open Sourceで動作するように設計された商用アプリケーションやツールに関するリンクです。
- Autodesk MapGuide Studio – 体験版(60日無料)→60日間無償試用版が利用可能です。
- Autodesk DWF Viewer – 無料ダウンロード →無償ダウンロードが可能です。