Tokyo Day2 Abstract
- 10:00 – 10:30
- 基調講演:Jeff McKenna(OSGeo President)(第1会場)
- 10:30 – 11:00
- 基調講演:Big data ET models & benchmarking with distributed OSGEO tools
Dr. Yann Chemin (OSGeo Charter Member, International Water Management Institute (IWMI))(第1会場)
- 11:10 – 11:30
- TileMan/Tirex: New tile-serving infrastracture OSMFJ・三浦 広志(第1会場)
OSMのタイルサーバの実現には、さまざまなOSSを利用可能です。標準では、apache/mod_tile/renderd/mapnik/PostGISが使われています。本プレゼンでは、TileMan/Tirex/Mapnik/PostGISにより、負荷分散型のタイルサーバを実現できることをご紹介します。また、領土紛争地の地図配信に必要な細やかな制御や、言語の切り替えを容易に実現できるため、東アジアの地図配信に有効に活用できることを示します。
- Raspberry Piで作る手乗りGIS! 鈴野 幹典(第2会場)
$35で買える小型Linuxコンピュータ、Raspberry PiにGPSモジュールを付け、車載・モバイルGISとしての可能性をゆる~く探ります。現在地を喋ったりします。
- QGIS APIを利用した農地の生物データ集積・整理のためのアプリケーション開発 農環研・三上 光一(第3会場)
現在、全国で農地を対象としたさまざまな国営事業において生物調査が実施されており、その生物情報の蓄積は膨大である。しかし、それらは事業単位で紙資料や独自のフォーマットで集積されているため、過去の調査データを統合的に利用する事が困難であった。また、ユーザがデータを利用するためにはGIS操作の熟練が必要であった。そこで、QGIS APIを使用して、データを簡便に利用出来る閲覧アプリケーションを作成し、蓄積されたデータの活用をはかることとした。また、調査データの記録方法をアプリケーションに合わせたフォーマットに定める事で生物情報の統一化をはかった。データの利用や表示を効率的に行うためにデータはSpatiaLiteおよびRasterLiteとした。
- 11:30 – 11:50
- 簡単WMSビューワ構築ツールEasyWMSViewの紹介 防災科研/産総研・山本 直孝(第1会場)
WMS閲覧サイトを構築する場合,JavaScriptのコーディングが不得手だとしてもOpenLayersのサンプルコード等をコピーして必要な修正をすれば大凡は可能である.一方,レイヤーの切替操作や順序,ツリー構造表示などを実現するためにはプログラミング技術が必要になってくる.そこで,JSON形式の設定ファイル1つでWMSビューワが構築できるPHPで記述されたEasyWMSViewの機能を紹介する.加えて,位置情報付きPDF作成サービスを用いた印刷機能についても紹介する.さらに,WMTS等タイルサービスにも順次対応する予定である.
配布サイト:https://sites.google.com/site/naotakayamamoto/Publications/Software/EasyWMSView
表示サンプル(産総研地質分野WMS):http://suuji.hpcc.jp/EasyWMSView/GSJExample.php
- Maptemberに行って来た Georepublic Japan・松澤 太郎(第2会場)
今年の九月(September)はイギリスでState of the Map 2013 in Birmingham とFOSS4G 2013 in Nottihgham が開催されました。他にも地理情報系のイベントがあり、今年の9月は Maptember と呼ばれています。今回は State of the Map 2013 と FOSS4G 2013 、そして両イベントの間に行われた QGIS Hackfest 2013 のレポートをします。
- フリーデータとオープンソースソフトを使った迅速な地図作成 農環研・大澤 剛士(第3会場)
- 11:30 – 11:50
- Web/タブレット向けタイル地図提供サービス 北海道地図株式会社(第1会場)
- MapGuide+Geopaparazziで作るスマートフォンソリューション 応用技術株式会社・林 博文(第2会場)
- PostGISを活用した草地性鳥類のハビタット評価と保護区選定 立正大学/(株)プレック研究所・今井 優(第3会場)
本研究では,保全が急がれる草地性鳥類のハビタット評価を行い,新たな指数により広い地域の保全優先度を評価した.千葉県付近の57地点の鳥類調査記録と生息地の情報から29種の草地性鳥類の生息の有無を推定した.鳥類のより現実的な行動を反映させるため,連結性を考慮したハビタットのパッチ(マルチポリゴンフィーチャ)を解析単位とした.PCの処理能力への負荷が大きいベクタデータを広範囲で扱うため,PostGIS(2.0.1)を用いて面積計測,評価を行った.各調査地点の対象種の生息の有無を応答変数,各連結距離でのハビタットの面積を積算する組合せと隣接効果の有無を説明変数とする,ロジスティック回帰モデルをR(2.15.2)を用いて構築し,千葉県の各連結パッチでの生息の有無を推定した.その結果,観察結果と比較して29種中22種で70%以上の正答率を得た.また,各鳥類の主要なハビタットを抽出できた.さらに,希少種と多数の種の生息地の双方を評価する保全優先度指数(CPI)を考案し,各連結パッチについて保全優先度を評価した.水田が保全優先度指数の上位を占め,香取市や多古町付近の水田地帯が最も保全優先度が高いと判断された.
- 13:10 – 13:30
- オープンデータとマイクロソフト技術による地理空間情報の活用 日本マイクロソフト株式会社・武田 正樹(第1会場)
マイクロソフトはオープンガバメント, オープンデータへの取り組みを継続的に行っており、過去にはEuropian Environment Agencyの「Eye on Earth」という環境要因情報に関するオープンデータをマイクロソフト技術を用いて地図上にマッピングすることを行っています。本セッションではオープンデータをマイクロソフト技術を使ってどのように地理空間情報として活用するか、その概要をご紹介します。
- アナログゲーム「防災トランプ」を利用したオリジナルデータの収集とFOSS4Gへの展開 NPO法人オープンコンシェルジュ/東京大学・福本 塁(第2会場)
FOSS4Gの利用促進を図る手段の一つとして、広く一般市民を対象に地理空間情報を取り扱うことによりどのように日常の生活が豊かになるのかを体験できるイベントの実施が有効である。その中で、既存利用可能なデータセットとGISの機能をどのように組み合せると目的の情報が引き出せるのかという点と、身近な生活に紐づけるための要素としてオリジナルのデータをどのように収集するのかという点が特に重要であると考える。本発表では、後者の観点に注目し、身近な防災情報を考えるアナログゲームである防災トランプを使用し、ユーザーからオリジナルのデータを引出し、収集した結果の報告、さらに既存利用可能なデータセットと組み合わることでわかった知見に対するユーザーの反応から見られる考察、FOSS4Gの体験を目的としたオリジナルデータの収集方法としてアナログゲームを用いたスキームの提案を行う。
- FOSS4G Hokkaido 2013の報告とDigital北海道研究会の取組 NPO法人Digital北海道研究会・三好 達也(第3会場)
NPO法人Digital北海道研究会は北海道ローカルでGISとリモートセンシングを応援する組織です。
当研究会では、昨年に引き続きOSGeo財団日本支部との共催で、FOSS4G Hokkaido 2013を開催し、多くの方にご参加いただきましたので、報告を行います。また、当研究会会員の活動など、北海道で行われたオープンソースGIS活動の取組事例をご紹介します。
- 13:30 – 13:50
- GIS Tools for Hadoopを用いたビッグデータ処理の検証 北海道地図株式会社(第1会場)
- 東日本大震災の振り返り OKFJ・東 修作(第2会場)
東日本大震災は不幸な出来事でした。しかし個人であってもITのチカラで社会の役に立つことができる可能性を示すきっかけになったのではないでしょうか。震災の前、あと、そして現在に至る大きな流れを個人的に振り返ってみたいと思います。
- “自然環境×FOSS4G”なコミュニティの形成に向けて NPO法人オープンコンシェルジュ/東京大学・中村 和彦(第3会場)
NPO法人オープンコンシェルジュは、地理空間情報技術を活用して自然環境の保全と持続的管理に寄与することを目的に、2010年1月に設立された。自然環境分野では、GISは強力なツールとなる一方で、そこに充てられる予算や人員が限られるケースが多い。そこで、これらの問題を解決し得るツールとしてのFOSS4Gに関する研究開発および普及教育の事業を行っている。今回は、普及教育事業の一つとして行っている「GIS体験講座」などを紹介するとともに、その狙いとするところである「自然環境分野とFOSS4Gを繋ぐコミュニティ」の形成に向けた提案を行う。
- 13:50 – 14:10
- NoSQLデータベースと位置情報 株式会社オークニー・市脇康二(第1会場)
NoSQLデータベースとは、データの増加や多様化といった従来型のRDBMSでは不得意な部分をカバーできるような、特定の用途に特化したデータベースを指します。NoSQLデータベースの中にも位置情報を保持・活用できる機能を持つものが増えていますので、どんなデータベースがあるのか、それぞれどんな特徴があるのかをご紹介します。
- BoF(Birds of a feather):オープンジオデータ モデレーター:瀬戸寿一(東京大学CSIS)(第2会場)
- 日本の隅々にまでオープンソースGISを! Pacific Spatial Solutions, LLC・今木 洋大(第3会場)
いくら素晴らしいツールであっても、たとえそれが無料であっても、その使い方がわからなければやはりそのツールは普及しない!多くの人がそのツールを使うことで、そのツールには磨きがかかる。やはり道具の使い方を丁寧に説いてまわろう!ということでこれまで自然環境情報解析に的を絞り、オープンソースGISソフト講習会を開いてきました。私達はこれから、更に積極的に、刺激的な方法でオープンソースGISや他のオープンソースソフトの面白い使い方を全国津々浦々まで、より多くの方々に広めて行きたい、と意気込んでいます。まずは私の話を聞いて下さい!
- 14:10 – 14:30
- CIMとFOSS4Gの素敵な関係 Autodesk・井上 修(第1会場)
- BoF(Birds of a feather):オープンジオデータ モデレーター:瀬戸寿一(東京大学CSIS)(第2会場)
- 日本の隅でQGIS -河川研究での活用- (独)寒地土木研究所・久保 まゆみ(第3会場)
誰でもどこでも使えるQGIS”が実際にどう利用されているのか、日本の隅っこ(といっても札幌だけど…)の研究所での活用事例を紹介します。難しいことはしていませんが、だからこそいつもそばにある便利なソフトとなっています。
複数河川における効率的な河川縦断図の作成とポイントレイヤによる地形データの抽出(Profile From Line, Point Sampling Tool)、シミュレーションによる計算結果と現地調査結果のQGISによる一元化(CSVファイルの追加、データ補間)、河道内おける流速の二次元ベクトル表示(Vector field renderer)など。QGSIと流況計算ソフト(iRIC)を利用したJAICAの国際研修報告も行います。
- 14:45 – 16:15
- パネルディスカッション:オープンジオデータの利活用にむけて事例紹介 静岡県情報政策課・杉本 直也(第1会場)
ディスカッサント:
・加藤 文彦(情報・システム研究機構)
・東 修作(OKFJ)
・飯田 哲(OSMFJ)
・杉本直也(静岡県情報政策課)
コーディネーター:瀬戸寿一(東京大学CSIS)
- 16:30 – 17:30
- BoF 1 (Birds of a feather) (第1会場)
- BoF 2 (Birds of a feather) (第2会場)
- BoF 3 (Birds of a feather) (第3会場)
内容