OSGeo.JP GRASS イベント 2010
Present and Future of GRASS user community in Japan
~日本国内でのGRASS利用の現状と今後~
はじめに:
地理資源分析支援システム(Geographic Resource Analysis Support System: GRASS)は、GNU 一般公衆利用許諾契約書(General Public License: GPL)の下で公開されている、フリーソフトウェア地理情報システム(Geographical Information System: GIS)プロジェクトの最も大きなものの一つである。これは、強力なラスタ、ベクタ、地理空間処理エンジンを一つのソフトウェアに統合したもので、空間分析、モデリング、画像処理、洗練された視覚化ツールを含んでいる。
上記の文章は、GRASSの主要な開発者であるMarkus Neteler氏とHelena Mitasova氏によるGRASSの解説書である “OPEN SOURCE GIS -A GRASS Approach Third Edition” を、植村哲士氏が翻訳された「オープンソースGIS グラス アプローチ 第三版 日本語版」の「はじめに」からの引用になります。この日本語版が出版されたことは、日本のGRASSの利用者、これから利用しようとする方、そしてコミュニティーにとって歓迎すべきことです。
今回、OSGeo財団日本支部のメンバーが中核となって行っている文部科学省受託プロジェクト「FOSS4Gを活用した衛星データ利用のためのオープンリソースの構築」の一環として、前掲書の著者の一人であるMarkus Neteler氏が来日されました。そこで、氏の来日とGRASS解説書の日本語版の出版を記念するとともに、日本のGRASSの利用を広げるために、Present and Future of GRASS user community in Japan ~日本国内でのGRASS利用の現状と今後~を開催させていただきます。
本イベントは無料で参加できますが,参加希望のご連絡を頂くようお願いします。参加希望の方はページ末尾をご参照頂き,niwasaki@affrc.go.jp(@を半角にして下さい)までご連絡ください。また,イベント終了後にNeteler氏と植村氏を囲んで,懇親会を開催しますので,是非そちらにもご参加下さい。
限られた時間ではありますが、このイベントがGRASS利用の切っ掛けになることと、有意義ものになればば幸いです。
場所:
野村総研 丸の内総合センター(丸の内北口ビル)9階大会議室 OpenStreetMapの地図はこちら
日時:
2010年1月27日(水),18:00~20:00(受け付け開始は17:30になります)
講演者および発表概要:
- Markus Neteler 氏:
Fondazione Edmund MachのGIS and Remote Sensing Unitのリーダーをされています。GRASSの開発メインストリームであり,GRASS解説書の共著者の一人です。2007年のFOSS4G イベントでも来日しています。今回は,GRASSを使った様々な研究事例について紹介していただきます。 - 奈佐原顕郎氏:
筑波大学大学院生命環境科学研究科所属。生態学,リモートセンシグ研究分野でのGRASS利用の第一人者であり,FOSS利用全般についても積極的に利用していらっしゃいます。今回は主に衛星リモートセンシング分野を中心に,GRASSを利用した研究事例をご紹介いただきます
- 植村哲士 氏:
野村総合研究所所属。いわずと知れた,GRASS解説書日本語版の翻訳者。日本の人口減少を研究する過程でGRASSと出会い,その翻訳を行われました。今回は,本翻訳までの経緯や,日本におけるGRASSの普及状況などについて,ご紹介いただきます。
参加申し込みについて:
本イベントは無料で参加いただけますが,会場や資料の準備の都合から,参加希望の方は事前登録をして頂くようお願いします。以下のテンプレートにご記入の上,1月25日(月)までに岩崎(農業環境技術研究所・OSGeo財団日本支部運営員)までE-mailでご連絡ください。アドレスは,niwasaki@affrc.go.jp(@を半角にして下さい)になります。出欠用テンプレ
・お名前:
・ご所属:
・e-mail:
・Markus Neteler来日&日本語版GRASS本出版記念イベントに
出席 欠席 ・イベント終了後の懇親会に
出席 欠席